「好きな肉美味しく食べた」

焼肉なべしま名瀬店に、白百合の寮生が無料招待され、子どもたちは笑顔で舌鼓を打った

焼肉なべしま名瀬店 白百合の寮生招待

 焼肉なべしま名瀬店(福永有希子店長)は12日、奄美市名瀬の児童養護施設「白百合の寮」(中尾久美子施設長)の寮生を無料招待する食事会を開いた。子どもたちは、焼きあがる肉や、野菜を次々と口に運び、舌鼓を打ちながら笑顔を見せた。

 食事会は、事業協同組合全国焼肉協会が主催する「全国ヤキニクまつり2016」(期間8月1日~29日)の一環。同店では例年この時期に、無料食事会を開いており、同日は職員を含めた約100人を招待した。

 県産黒毛和牛の肩ロース肉30㌔、300食分を用意。野菜類、ジュースはおかわり自由で、子どもたちは次々と焼きあがるおかずと、ご飯を笑顔でほお張っていた。

 朝日中2年の奈良由香里さんは「いつもありがたく思っている。大好きなお肉をたくさんいただき、とても美味しかった」と満足した様子。

 先月あった、県の児童福祉施設球技大会で、白百合の寮は、軟式野球の部とバレーボルの部(女子)で優勝し、17日から開かれる九州地区大会に出場を予定。野球の前﨑良樹主将(17)は、「食事会を毎年楽しみにしている。たくさんスタミナをつけ、九州大会では今年こそ優勝を目指したい」と語った。

 店長の福永さんは「毎年この日はスタッフともども大忙しの日だが、子どもたちの成長を見る機会にもなっていて、うれしい気持ちになる」と話した。

 このほか、同施設へ飲料水96本(西川グループ提供)と新米150㌔がプレゼントされた。