合宿中・城西高空手部ジュニアセミナー

仁木監督=左から2番目=から指導を受ける小学生

「奄美から五輪選手期待」
笠利出身の仁木監督ら指導

 県内高校空手部の強豪・鹿児島城西高校(日置市)空手道部による空手道ジュニアセミナーが14日、同部が合宿を行っている太陽が丘運動公園武道館(奄美市笠利町)であった。小学生から高校生まで奄美の地元選手約30人が参加し、選手として世界大会で活躍した仁木孝博・同部監督(45)=同町出身=らから技術を学んだ。

 合宿は5日から15日までの日程で行われており、セミナーは同部OB会と笠利修武会が主催。仁木監督のほか、アジア大会で活躍した原永貴文・同部コーチ(28)=同町出身=らも指導した。

 セミナーには同部部員も参加。仁木監督は、足をスイッチして蹴る方法を教え、参加者はミットを使って練習。「少しジャンプするようなイメージで」などとやり方のポイントが説明された。

 前に素早く移動しながらミット3つを連続で蹴る練習も。この日は、同部部員が小学生らに優しく手ほどきする場面も見られた。

 同町の赤木名中の上地心君(2年)は「強い人たちと練習して苦手な蹴りが上手にできるようになった」と話していた。

 仁木監督は「奄美で空手を経験して世界大会に出ることができた。奄美からオリンピックに出場する選手が出てくることを期待している」と話していた。

 合宿には部員のほとんどにあたる25人が参加し、奄美出身の部員全員(4人)が参加しているという。