瀬戸内町で戦没者追悼式

参列者は戦没者の冥福と不戦平和を祈った

旧盆入りと重なり1日早く
1121柱に不戦平和祈念

 15日の「終戦記念日」を前に、2016年度瀬戸内町戦没者追悼式(同町遺族会主催)が14日、同町古仁屋の古仁屋小学校体育館で営まれた。参列した遺族や関係者は、民間人を含む町関係で戦没した1121柱の冥福と不戦平和を祈念した。

 式では、この日参列した遺族会ほか関係団体、住民など約80人が祭壇の標柱を前に献花。また黙とうを捧げ、哀悼の意を示した。

 同会の向野忍会長は「多くの尊い犠牲の上で、今日の平和と繁栄を享受できることにあらためて敬意を表したい」と式辞。来賓で出席した鎌田愛人町長は「戦争の惨禍を二度と繰り返さず、国の平和と発展を誓う」と言葉を述べた。

 遺族会関係者によると、今年は終戦記念日と旧盆の入りが重なるとして、開催を通常より1日早めたという。