奄美市内で開かれた合同企業面接会に39人の求職者が参加した
地元での就職促進
奄美産業活性化協議会主催、奄美市とハローワーク名瀬共催による「2016年度合同企業面接会」が16日、同市名瀬の奄美観光ホテルであった。従来は企業説明のみだったが、今年3月からハローワークと共催による「面接会」(面接は高校生除く)とし、地元就職・採用の促進に向けてより建設的な会に。学生や一般の求職者ら39人が履歴書持参で出席し、企業担当者から直接、業務内容などを聞き、自分の理想にあった企業を探していた。
同面接会は、企業と求職者のマッチング機会を設けることで地元の雇用確保に取り組むことを目的に毎年2回、開催。今年は出身者の帰省のタイミングを狙って旧盆の中日に実施。建設、福祉、金融、IT、観光、メディアなど幅広い職種の企業25社がブースを設けたほか、ハローワークや社協、奄美の求人・転職WEBマガジン「ジョブセンバ」を運営する「しーま」による職業相談ブースも設けられ、参加者の就職に関する相談に応じていた。
ブースを設けたある地元企業の担当者は「明るく、はきはき、元気。職場にいて暗くなるよりも周りも元気にしてくれる。そういう人が来てくれたらうれしい」と期待していた。
面接会に参加した、奄美市住用町出身で沖縄県の名桜大学4年の與島辰弥さんは「地元の奄美で働くことも選択肢の一つと考え、参加した。関心のあったメディア関係の企業に話を聞いたが、とても丁寧に説明したいただき良い印象を持った」などと話した。