ハブ捕獲要請に応えます

ハブに触る奄美署署員

講習で方法学ぶ
奄美署の新任署員

奄美署(奄美市名瀬)に新しく赴任した警察官を中心に同署署員15人が7日、同市名瀬の奄美観光ハブセンターで、ハブの捕獲法を学ぶ講習を受けた。

異動により同署に新しく赴任した署員を対象に、同署が年2回開いている講習で、地域住民からたびたびハブ捕獲の要請があることから開いている。

映像でハブの活動期や毒など生態について理解を深めた後、センターの従業員が木箱の中から生きたハブを取り出し、参加者に見せて回った。

参加者はハブの体をおそるおそる触っていたほか、恐がって避ける人も。その後、木の棒でハブの頭をたたいて捕獲する方法を参加者の代表が生きたハブに実践した。

捕獲法を体験した笠利駐在所の山元政裕巡査(31)は、初めて生のハブを見たという。「向かってくると思ってひやひやしてたたいた。牙を見ると咬まれたりするのが怖いと感じる。たたき方を生かして通報があったら対応していきたい」と話していた。

同署によると、ハブ対応に関する要請は今年4月以降では月2、3件寄せられているという。