2016年100歳以上の長寿者
県長寿・生きがい推進室は8日、県内で満100歳以上の長寿者を発表した。県全体の100歳以上は男性145人、女性1220人で前年度比24人増の計1365人となり過去最多を更新。大島地区は男性8人、女性138人の計146人で、同5人減となった。県内最高齢は国内最高齢でもある喜界町在住の田島ナビさん=1900年8月4日生まれ、116歳=、男性の最高齢は霧島市在住の岩﨑朝彦さん=108歳=だった。
長寿者数は9月1日の調査時点で、同15日現在100歳以上(1916年9月15日までに生まれた人)となる人数。県内の長寿者数は64年の調査開始以来増加傾向にあり、2012年以後は過去最多を更新し続けている。
人口10万人当たりの100歳以上長寿者の人口は県全体で82・79人と、前年を2・39人上回った。前回は全国3位で、今年は国がまだ公表していない。大島地区は132・47人で前年より1・37人減少したものの、地区別では県内最高となっている。
大島地区の市町村別の100歳以上長寿者数をみると、奄美市が36人で最多。以下、伊仙町19人、天城町17人、徳之島町14人、龍郷町と喜界町は各13人、与論町12人、和泊町9人、瀬戸内町7人、知名町4人、大和村2人。宇検村のみ該当者はいなかった。
今年度中に100歳に達する人(1916年4月1日~17年3月31日生)は、県全体で男性94人、女性609人の計703人で、前年度比99人増。大島地区では男性8人、女性69人の計77人となっている。
今年度に100歳を迎える長寿者のうち、281人が在宅、422人が病院や特別養護老人ホームなどの施設に入所。153人は移動や食事、入浴などの面で自立した生活を送っている。アンケートでは長寿の秘訣について、「自分でできることは自分でする」「バランスよく、規則正しい食事」「適度な運動」「物事を前向きに考える」などが挙げられている。