フレンドリーマッチで高さのあるブロックを見せるバレー元全日本女子選手
バレーボール元全日本女子選手11人を招いた宝くじスポーツフェア「はつらつママさんバレーボールin奄美」が11日、奄美市名瀬の名瀬運動公園体育館であった。市内の社会人女子バレーチームとのフレンドリーマッチなどがあり、約800人が訪れた。
フェア開催にあたり招待選手によるバレーボール教室が開かれ、中高校生や社会人の女子計約150人が参加。サーブやレシーブなどプレーの基本について実演を交えながら指導があった。
招待選手たちは気さくに声をかけるなどして教室を進行。指導された内容の練習の際には細かい部分までアドバイスしていた。
近年まで現役だった杉山祥子さんからレシーブ指導を受けた大島高校バレー部の武田夏稲さん(1年)は「杉山さんはすごく大きかった。プレーの技術が高く、自分もああいう風になれたらいいなと思った」と声を弾ませた。
フェアの開会式では、ロサンゼルス五輪で銅メダルを獲得した江上由美さんが「この街は明るい街だと感じた。何かしらスポーツに関わっている人が多いのではないかと思った。招待された若い選手はオリンピックでも通用するプレーを見せてくれると思う」とあいさつ。
フレンドリーマッチでは名瀬クラブ、住用クラブ、笠利クラブの地元3チームが、9人制バレー(2セットマッチ)で招待選手たち「ドリームチーム」と対戦。来場者は地元チームの名前を連呼して熱い声援を送り、招待選手たちの高さのあるブロックや高い技術に沸いた。
地元チームは同点に追いつくなど意地のプレーを見せ会場を盛り上げたものの、試合はドリームチームが3チームをストレートで下した。
笠利クラブの山田梨香さん(37)は「高さがあるだけでなく、細かい技術がありプレーが丁寧だった。一緒に試合ができ、バレーをやってきたよかったと思った」と満足げだった。
招待選手と地元チームは、スパイクでの的当てなどアトラクションでも対戦。サインやサインボールが当たる抽選会もあった。