養護学校・しおかぜ市場

大島養護学校体育館で開かれた「しおかぜ市場」。多くの人でにぎわいを見せた

生徒手作りの商品販売
多くの来場者 交流と買い物楽しむ

龍郷町の大島養護学校(中村周一郎校長、児童生徒96人)の高等部生徒は16日、2016年度「しおかぜ市場」を開いた。生徒たちが育てた野菜や制作した木工作品など、様々な商品を生徒自らの手で販売。保護者や地域住民、卒業生など多くの人が訪れ、生徒たちと交流しながら買い物を楽しんだ。

同市場は年1回実施する高等部の恒例行事。地域の人へ同校の教育活動などを知ってもらうほか、生徒たちも生産や制作し、販売することを通してあいさつや態度、体力をつけてもらうことが目的。4月から少しずつ準備を始めて、この日の販売を迎えた。

高等部生徒は5コースに分かれて園芸や木工などそれぞれの商品を準備。会場となった体育館には新鮮な野菜や生徒手作りの焼き物、石けん、入浴剤など様々な商品が並んだ。午前10時から販売開始だったものの、オープン前から多くの人が体育館前に並ぶ姿も。開始わずか30分でほとんどの商品が完売するなど大盛況となった。

木工班に所属している中村早紀さん(2年)は商品の袋詰めなどを実施。「商品をきれいに袋に入れるのは難しかった。販売では、最初は緊張したけれど、楽しかった」と話した。