中学生横綱が土俵入り

見事な土俵入りを見せた知名中3年の宗岡裕大さん=知名町瀬利覚字=

知名町瀬利覚字子ども相撲大会
敬老会100周年で披露

【沖永良部】知名町瀬利覚字子ども相撲大会(同字育成会子ども会主催)が18日、同字コミュニティーセンターであった。今年は、同字敬老会100周年の記念大会で、中学生横綱が見事な土俵入りを披露した。

子ども相撲大会は、敬老会の前座として毎年開催。今月4日に完成した新しい土俵で行われた。

土俵入りしたのは、知名中学校3年の宗岡裕大さん(15)。化粧回しに純白の綱を腰に締め、露払いと太刀持ちの小学生2人を従え土俵に立った。宗岡さんは、雲龍型と不知火型の2つをやって見せ、四股を踏むときは観客から「よいしょ」の掛け声が飛んだ。

その後、幼児や小中学生ら23人が学年ごと分かれて取組に挑んだ。

宗岡さんは「祖母が大の相撲好きで、自分も一緒に見ていた。不知火型は横綱白鵬を、雲竜型は鶴竜を参考にした」と話した。

子ども達に相撲を指導する同字在住の益山武雄さん(67)は「瀬利覚字は昔から相撲が盛んな場所。これからも大会を続け、子ども達に字の伝統を引き継いでほしい」と語った。