大和村赤十字奉仕団研修会

赤十字奉仕団研修会があり、炊き出し訓練などを行った

炊き出し、救護法学ぶ

2016年度大和村赤十字奉仕団研修会が24日、村防災センターであった。村内から、児童生徒や婦人会などを中心に約100人が参加。炊き出し訓練や、心肺蘇生などの救急法について学び、非常時の際に必要な行動を確認した。

日本赤十字社鹿児島県支部から指導員ら2人が訪れ、講師を務めた。炊き出し訓練では、熱に強いポリ袋に無洗米、水を入れて非常食作りを実施。同支部・濱田龍事業推進係長は「災害など非常時、食はもちろんだが、水の確保も必要になる。1日あたり1人3㍑、3日分を備えておいてほしい」などと話した。

このほか、救護法の講習では、傷病者の発見から▽早期認識と通報▽一時救命措置(心肺蘇生とAED)▽心拍再開後の集中治療―を途切れることなくつなぐことが、救命率が向上することを説明した。

それから心肺蘇生について、胸骨圧迫・気道確保・人工呼吸などの流れを、実際の動きも交え確認。講師からは「救急車が現場に到着するまでの時間に、私たちができる処置をすぐに行うことが、重要になってくる」などと呼びかけられた。