新旧野球部が交流戦

実戦経験を積むとともに親睦を深めた大島高野球部交流戦

実戦積み躍進誓う
大高

奄美市名瀬の大島高校野球部の現役部員とOBによる交流戦が2日、同校上部グラウンドであった。現役生らは歴代OBの胸を借りて実戦経験を積み、新年をスタート。現役生らはプレーを通じ、先輩らと親睦を深めるとともにエールを受け、今後の躍進を誓った。

OBは幅広い年代が集まり、社会人と学生の2チームを編成。社会人チームとの対戦では、同校硬式野球部創設メンバーの前里佐喜二郎さんが“還暦”登板する場面もあり、観衆を沸かせた。

学生チームとの対戦となった第2試合では、2年前のセンバツに出場した選手らも出場。しばらく硬式野球から遠ざかっていたためか、現役生の力に苦戦。打球を後逸するなどして、味方からヤジが飛ぶ場面もあった。

センバツ出場時の主将だった重原龍成さん(熊本大学1年)は、「今のチームは九州大会でも勝っている。チームの仕上がりも良く、甲子園に出場した時より強い」と話し、「自分達の力さえ出し切れば、九州の強豪とも互角に戦える。甲子園出場を夢ではなく目標として設定することが大事」とエールを送った。

現役の大山竜生主将は、「(九州大会で1勝した)秋に続いて春の大会でもいい結果を残して、夏につなげたい。チーム全体で『優勝する』という気持ちを持ち、個々のレベルアップと合わせさらに上を目指したい」と意気込んだ。