移住・定住相談員に永山みさ子さん

伊地知実利町長(左)から移住・定住相談員の委嘱状を受け取る永山みさ子さん(右)=和泊町=

多くの人に住んでもらいたい
移住支援サイト「くらすわどまり」立ち上げ
和泊町

【沖永良部】和泊町は3日、同町在住の永山みさ子さんを移住・定住相談員に委嘱した。永山さんは「移住希望者が求める情報を発信し、一人でも多くの人が和泊町に住んでもらえるよう頑張りたい」と抱負を語った。任期は2017年3月31日まで。

永山さんは、同町谷山集落出身で13年10月から先月末まで同町まちづくり協力隊として活躍していた。相談員の業務内容は▽移住・定住等の相談対応▽移住支援サイトの運営▽空き家所有者、不動産業者、集落等と連携した空き家調査―など。

同日、同町役場町長室で委嘱状交付式があり、伊地知実利町長が永山さんに委嘱状を手渡した。

伊地知町長は「移住、定住者の良き相談役となり、魅力ある町づくりに貢献して欲しい」と話した。
 
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移住・定住相談員の設置に伴い、町の子育て環境や求人、住居などの情報をまとめた移住支援サイト「くらすわどまり」が立ち上がった。

同サイトは、相談員に委嘱された永山さんが、まちづくり協力隊時に島内移住者50人に行った聞き取り調査の内容を生かし作成。

移住者インタビューでは、東京や神奈川、北海道からI・Uターンした家族4組の移住までの経緯と移住後の生活が書かれている。

また、移住者への聞き取り調査の中で「集落のことがわからない」「イベントに参加してみたい」という意見が多かったため、町内21集落の人口や集落内の活動で使われる字費、月毎の行事を公開した。

永山さんは「移住者の話を聞いて自分も知らなかった和泊町の魅力を再発見できた。サイトを見てリアルな島の生活を感じてもらいたい」と語った。

問い合わせは、同町役場企画課℡0997‐84‐3512まで。