東京奄美サンシン会

全員が大島紬に身を包み合奏を披露した幕開け

京奄美会女性部も六調で締めの踊りに華を添えた


成田能祥さんは孫と一緒に舞台に

島唄の学習成果披露
孫と一緒に 入門した成田さんらも参加

【東京】東京奄美サンシン会(本田輝邦会主、藤井富廣会長)の第20回発表会が1日、大塚の南大塚ホールであった。出演者全員が大島紬を着用、これまでの島唄の学習の成果を披露し、満場の客席からは温かい拍手が送られた。

「朝花節」と「荒城の月」の三味線合奏で幕が開き、続けて個人の発表に。プログラムには歌の歌詞と意味が添えられ、来場者らは興味深く見入っていた。

途中にはゲストらが出演。金道のぶひこさんが尺八と歌で、伊是名の会が舞で花を添えた。島唄のゲストには池田哲也さんと、奄美からも石原久子さんが駆け付け、島唄で会員らを応援した。

会員らは月2回の練習と個人練習も取り入れ、島唄の習得に励んでいる。1年3か月前に孫と一緒に入門した成田能祥さんは、二人そろってステージへ。孫の多ケ谷美玖さん=小学5年生=と見事なばちさばきで「よいすら節」を披露した。会場には同窓生ら20人が駆け付け同窓の発表に聴き入った。

「いとぅ」「稲すり節」などのにぎやかな曲目には、奄美会の女性部が踊りで参加、ステージを盛り上げた。

締めには、会員らが水色のお揃いの法被に身を包み、にぎやかに八月踊りを披露し、六調が流れると、来場客も加わり幕を閉じた。