金久中新体育館が落成

このほど完成した金久中の新体育館外観(2階建て)

落成式典に多くの人が出席し、体育館完成を祝った(オープニングセレモニー)

2階建て、旧館の2・4倍の広さ
奄美市

奄美市立金久中学校(向美芳校長)の新体育館落成式典が15日、同体育館で行われた。鉄筋コンクリート一部鉄骨造の2階建て。1階が武道館、2階がアリーナとなっており旧体育館と比べて約2・4倍の広さ。式典には学校関係者や生徒、PTAなど大勢が参加し、新体育館の落成を祝った。

テープカットの後、フランス人パフォーマーのフィリップ・エマール氏と同校吹奏楽部のコラボレーションによる華やかでユニークなオープニングセレモニーで式典が幕開け。

式辞で向校長は、建設にかかわった関係者や同校OB、地域住民らにお礼。「今後、多くの人のご助力によって完成した体育館が生徒たちの伸び伸びとした成長、そして地域の方々の活動のため有意義に活用していくことを約束します」などとあいさつ。

続いて同市の竹山耕平議会議長、要田憲雄教育長が来賓祝辞。要田教育長は「このゆったりとした体育館で伸び伸びと健やかに成長し、文武両道に励み金久魂を存分に発揮することを心から願っている」と激励した。

生徒を代表し、松野伊吹・生徒会長が「新体育館の完成に携わった方々、本日臨席していただいた方々への感謝の気持ちを忘れず、金久中生としての誇りを持って次の世代につないでいくことを誓います」とお礼を述べた。

旧体育館が建設から約半世紀が経過し、老朽化したため、昨年9月までに解体、同月から新体育館建設工事を実施し、今年9月末までに完成した。総事業費は約7億9400万円。新体育館の面積は1860平方㍍。1階は武道館(柔道場、剣道場)のほか屋外トイレ。2階はアリーナ、舞台、器具庫、放送室、トイレなど完備。各階に玄関、更衣室、ミーティングルームを設けてい