魚の鮮度保持学ぶ

魚の締め方を実演する上田勝彦氏(右端)=和泊町、沖永良部島漁協=

元水産庁の上田勝彦さん講師
沖永良部島漁協 「品質安定が信用に」

【沖永良部】奄美いしょむんネットワーク研修会が18日、沖永良部島漁業協同組合(東善一郎組合長)であった。地元の漁師ら30人ほどが参加。講師を務めた元水産庁職員で、現在は㈱ウエカツ水産代表の上田勝彦氏は「品質の安定が、買い手の信用につながる」「自分たちが良い魚を作り続け、価値のわかる人に売ることが大事」と述べた。

研修テーマは、魚の鮮度保持について。上田氏は魚の締め方(活け締め)や、鮮度と旨みの関係などをレクチャーし「魚が暴れると、旨みが減ってしまうので暴れさせないようにしないといけない」「予冷と保冷を失敗すると、魚は台無しになる」などとアドバイス。その後、マグロなどの魚を使って締め方を実演した。

参加者は、これまで実践してきた方法や改善点などを上田氏に質問していた。