料理教室があり、2品の調理に取り組んだ
「栄養バランス注意して」
男性参加、2品に挑戦
奄美市老人クラブ連合会名瀬支部(才田一男支部長)は21日、同市名瀬井根町の保健センターで、料理教室を開いた。同支部の会員など男性10人が参加。女性2人の講師を迎え、酢飯を卵で包んだ「オムずしライス」(創作料理)と、「さつま汁」づくりに取り組んだ。
教室は、高齢者健康の維持のため「健康の源である食事を見直す」ことを目的に企画され、食生活改善推進員連絡協議会名瀬支部の会員が講師を務めた。
カニに見立てた「オムずしライス」の調理では、ミニトマト、ニンジン、万能ネギなども材料に、「千切り」「いちょう切り」「小口切り」など、基本的な野菜の切り方から、火を通す工程では「野菜をいじめず、やさしく炒めて」などのアドバイスがあり、多少不慣れな一面も見られたが、参加者らは楽しみながら料理に取り組んでいた。
講師を務めた同連絡協議会名瀬支部名瀬地区の時峯子会長(78)は「生活習慣病の予防の一つに減塩があるが、なかなか定着が難しい。自分で作る段階から意識付けし、栄養バランスに注意する習慣になれば」と話した。
才田支部長(78)は「外食などの機会も増え、普段何気に食事していると思うが、自分で作ることで食事について考える機会になったと思う。今回1回目の開催だが、機会があれば続けて開きたい」と語った。