輪禍事故防止を啓発

輪禍事故防止のため安全運転を呼びかけた参加者ら

地元NPOら安全運転の観察呼びかけ

NPO法人すみようヤムラランドと奄美市住用総合支所は23日、希少動物の輪禍事故防止のため、同市住用町の市道スタル俣線入り口で啓発活動を行った。同NPOや同市職員など8人が参加し、運転手らに安全運転による観察を呼びかけた。

同地周辺は今月6日に環境省が示した「奄美群島国立公園(仮称)」の中で、保護規制計画下の特別地域になっているほか、アマミノクロウサギの生息域でもある。アマミノクロウサギは毎年9~12月にかけて、活動が活発になると考えられていることから、観察者に対し啓発活動を行った。

同地では約1時間半活動。時間内にツアー客などを乗せたガイド車両が2台通過し、パンフレットを手渡したほか、ドライバーに安全運転で観察するよう要請していた。

NPO関係者は「啓発活動が浸透して、ゆっくりと山道を走ってもらいたい。奄美の自然が守られるよう、継続して活動していきたい」としている。