与名間分校 全児童が主役

校区ぐるみで盛り上げた岡前小与名間分校の合同学習発表会(総踊り)=2日、天城町

アットホームに学習発表会
天城町 三味線演奏や歌踊り

【徳之島】天城町立岡前小学校与名間=よなま=分校(児童8人)と与名間へき地保育所(園児5人)合同の学習発表会が2日、同校体育館であった。全員が主役の三味線演奏や歌踊り、朗読劇、「与名間太鼓」演奏の成果などを披露。アットホームな雰囲気の発表会で参観者たちを楽しませた。

同分校は徳之島北西端の与名間集落(136世帯、261人)にある。児童は4年生まで在籍し、5年生以上の高学年になると数キロ離れた本校・岡前小に通っている。

学習発表会は保護者や校区民、来賓など約50人が見守る中、全児童の三味線演奏「徳之島小唄」で開演した。1・2年生の朗読劇「スイミー」やハンドベル演奏、一輪車スラローム。上級生3・4年生の朗読劇「横綱・朝潮太郎物語」。トライアスロン大会バイク競技の沿道応援にも毎年協力している名物の「与名間太鼓」の鼓動も勇壮に響かせた。

園児たちも踊り「なんじゃモンじゃ、ニンジャー祭り」や、音楽劇「ありんこのアリー」などを披露。会場一体の「ワイド節」など総踊りも交え、極小規模校ではのアットホームな温かい雰囲気に包まれた。