ウォーミングアップをする選手たち
プロ野球・横浜DeNAベイスターズの2016年秋季キャンプが2日、奄美市名瀬の名瀬運動公園内の市民球場を拠点に始まった。初日は安全祈願をした後に練習があり、地元だけでなく本土からもファンが駆け付け見学した。キャンプは19日まで(7、13日休み)で、無料で見学できる。
奄美での秋季キャンプは7回目で、選手約30人が参加している。
アレックス・ラミレス監督(42)や選手らで安全祈願を行った後、練習は午前10時すぎにスタート。最初に選手全体でウォーミングアップをしてから守備や打撃などの練習に入っていった。この日は見学に訪れた人々がカメラで撮影する姿も見られた。
同運動公園近くの小宿保育園の園児約70人は職員に連れられ球場を訪れ、ラミレス監督と握手をしたり記念撮影したりして笑顔。同球団を応援する手作りの横断幕も準備していた。職員の一人は「子どもたちもきょうの日を楽しみにしていた。喜んでいると思う」。
東京都から訪れた小山霞さん(30)は小学生の頃から横浜ファン。「奄美でのキャンプに来たのは初めて。キャンプ初日の選手たちの表情を見たくて来た。写真を撮るのが趣味なので、選手と奄美の自然を一緒に撮れるのが楽しみ」と話していた。
ラミレス監督は「奄美でのキャンプは私自身2回目ですが、本当にきれいなところで自分たちが練習をするには最高の環境。また多くの人にサポートしていただいてうれしく思っている。環境は申し分なく、集中して取り組める」と練習環境に満足している旨を語り、「去年ここでキャンプをスタートしてクライマックスシリーズまでいくことができた。今年もこの素晴らしい環境で細かいところを上達させ、よりよいチームにして今度は優勝したい」とキャンプの抱負を語った。