熱心に説明をする高校生店長と副店長
卒業生も半被姿で二人を応援
有楽町の遊楽館で
卒業生も応援に 商品開発意識に変化も
【東京】奄美高校の商業科と情報処理科によるプライベートブランドSweetness High School の一日アンテナショップが、３日、有楽町の「かごしま 遊楽館」にオープンした。
島外でのアンテナショップは今回が初めてという。直に消費者とふれあい、独自ブランドを紹介した。この日は、午前11時から遊楽館の１階、鹿児島本格焼酎祭りが開かれている広場につなげてブースを設置。店長の原口皓裕さん（商業科３年）と、副店長の丈井菜摘さん（情報処理科３年）の二人が、来場者らにふるさと納税の寄付金謝礼品カタログにも取り上げられていると、パンフレットを示しながら奄美の黒糖焼酎と奄美産果実を組み合わせたグアバとタンカンのリキュールや、グアバアイスなどの自分たちの企画商品をアピールした。
また、同校は来年度創立１００周年を迎え、それに向けた記念ラベルの焼酎の販売が予定されている。生徒たちが考えた記念ラベルのデザイン13点が示されたアンケートに、来場者らは真剣に目を通していた。
原口さんらは「実際にお客さまに接してみて少し難しいけれど、思っていたよりもたくさんの人がアンケートに答えてくれてうれしい」と笑顔をほころばせた。
島出身の人たちも多数来場、「応援したくて」とリキュールを購入する姿もあった。卒業生たちも応援に駆け付け二人を盛り上げた。
引率の慶勇樹教諭は「島のコンビニエンスストアにアイスが並んだりカタログに載ったり、実際に販売されているのを目の当たりすることで、商品開発をする生徒たちの意識がかなり変わってきました。これからがさらに楽しみです」と目を細めた。