阿権小・校区合同文化祭

「学校応援隊」など校区民一体で盛り上がった合同文化祭=3日、伊仙町阿権小

「文化の秋」校区民一体で満喫
伊仙町

【徳之島】伊仙町立阿権小学校(本山桂三校長、児童数15人)と同校区の第5回「合同文化祭」が3日、同校体育館であった。児童の島口劇など郷土学習の成果から、中高生・一般の「学校応援隊」や高齢者、女性会組織にいたる生涯学習成果の発表で交流した。

合同開催は、少子高齢化が進むなかで校区(148世帯276人)を挙げた生涯学習成果の合同発表・交流を通じ、学校と地域を盛り上げていくことなどがねらい。一般住民が学校に親しむ機会にもなっているという。

校区民ら観客が見守るなか、舞台発表の部は、1・2年生の島口劇「フティカ デークニ(大きな大根)」で開演。地域文化の継承に、各学年(複式)で島口劇に力を入れた。子どもたちの視点で校区の魅力を紹介する「島っ子ガイド」取り組みも中間発表した。母娘ピアノ連弾や三味線・島唄演奏、意見発表、学校応援団や女性会、高齢者クラブの踊り、全体合唱など15のプログラムで楽しませた。

並行した展示の部には、児童の自由研究など各種作品のほか、講師・指導者レベルの校区民たちの生け花や銅板彫金、絵画、チョウ類標本、プロのイラストレーターの作品なども所狭しと展示。校区民一体で「文化の日」のひと時を満喫しながら交流を楽しんだ。