加計呂麻島ハーフマラソン

 ①ハーフマラソン種目で一斉にスタートする参加者
 

②ハーフで昨年2位からの優勝を果たした、長谷川さん

ハーフ優勝、長谷川さん(瀬戸内町)
町内外から626人参加

瀬戸内町主催の2016年度「加計呂麻島ハーフマラソン」が13日、同島内で開かれた。島内外から老若男女のランナーが参加。さわやかな汗を流しながら自然の中を駆け抜けた。最長のハーフ(約21・1㌔)種目では、同町の警察署員・長谷川誠さん(33)が1時間25分36秒のタイムで優勝した。

マラソン大会は、島内の瀬相集落を発着点に薩川集落での折り返しを区間に、ハーフ・10㌔・5㌔・3㌔・駅伝(4人1組で10㌔)の5種目を実施。主催者発表によると、上級者の参加が多いハーフは187人、家族・友人連れの参加が多い3㌔は217人など、エントリーの合計は昨年(526人)を上回る626人が参加。そのうち県外参加は関東など77人だった。

この日は朝から快晴に恵まれ、開会式で鎌田愛人町長は「体調管理に十分注意し、島の景色を楽しみ、海風を感じながら完走してほしい」と激励。北海道札幌市から参加した、増子航平さん(21)と友人2人が「きゅうやうがみんしょうらん(島口でこんにちは)。楽しみながら、走りましょう」と選手宣誓して開幕した。

午前9時から、ハーフハラソンを皮切りに種目別にスタート。参加者は、沿道から声援を受けながら、目標タイムの達成を胸に職場の仲間や友人、家族と力走。手をつなぎながら走る親子などの微笑ましい姿も見られた。

長谷川さんは、4年前、瀬戸内警察署篠川駐在所に赴任、4回連続の出場となった。昨年は同コース2位だったが、「集落内をジョギングし、体調を整えレースに臨めた。上り坂が多かったが、最後までペースを保てたのが良かった」と笑顔。次回参加について意欲を見せている。

3㌔種目に参加した、今大会最年長の神奈川県横浜市・榊原美智子さん(82)は、奄美初来島で完走。「気持ちよく走れた。これからも各地のマラソン大会に出場したい」と疲れも見せず、語った。

競技終了後は、同会場内の特設ステージで、タレント・猫ひろしさんのトークショーもあり、終日盛り上がりを見せた。

大会結果は次の通り。

【ハーフ】▽39歳以下=〈男子〉①長谷川誠1時間25分36秒②近川健太③中木原幸作〈女子〉①吉田静香1時間55分4秒②長谷川則子③川路咲椰▽40歳代=〈男子〉①福山幸治1時間28分13秒②宮澤弘哲③下田清一〈女子〉①野村朋美1時間57分51秒②徳重朋子③片山直子▽50歳代=〈男子〉①久野泰信1時間44分55秒②吉田正巳③鮫島正平〈女子〉①中棚くるみ2時間3分24秒②新原みきよ③浅野喜美子▽60歳代以上=〈男子〉①岡崎泉1時間45分29秒②坂井宗久③早田豊〈女子〉①森田教子2時間59分43秒

【10㌔】▽男子=①松元聖真38分44秒②富岡穂高③平川正博▽女子=①堤真弓52分49秒②コリング・メーガン③老山ゆり

【5㌔】▽男子=①菱沼大晟18分42秒②大川耕平③村田丈尚▽女子=①加藤美友22分13秒②堀田さおり③德田愛ら

【3㌔】▽男子=①林雅也11分25秒②田中春輝③竹山真希志▽女子=①田中ちひろ14分18秒②重信瑚杜子③徳重海音
【駅伝】①古中ソフトテニス部39分11秒②古仁屋中学校駅伝部③勝田ダイエットクラブ