大島紬着付け体験、魅力学ぶ

古仁屋高校で行われた大島紬の着付け体験

「布が軽く着やすい」
古仁屋高校

 瀬戸内町の古仁屋高校(松ヶ野健校長、生徒149人)の1年生は6日、「大島紬に関する体験学習」を行った。大島紬の歴史や製造工程を学んだほか、実際に大島紬を身につけて記念撮影。奄美の伝統工芸品である大島紬の魅力を堪能した。

 同体験学習は、郷土学習の一環として、着物文化や大島紬に対する理解を深めてもらおうと1年生を対象に実施。本場奄美大島紬協同組合青年部の協力で行われた。

 授業は大島紬の歴史や製法、種類に関する講話を聞くグループと、着付け体験をする2グループ分かれて。今年の体験学習では、クラス全員が大島紬を着用して記念撮影が出来るよう、同青年部が協力して男女13着ずつの着物を用意。着付け体験では、男子はそれぞれ自分で着付けに挑戦する場面も見られ、着物の選び方や着方などを学習。女子も着用した大島紬に合わせて好きなデザインの帯を選ぶ姿が見られた。

 初めて大島紬を着用したという義田七虹さんは「今までは浴衣しか着たことがなかったので新鮮だった。布が軽く、生地もつるつるしていて、思っていたよりも着やすい。まだ着慣れないので(帯が)苦しいけれど、みんなで写真撮るのが楽しみ」と話した。