沖永良部芭蕉布工房

ウーハギ作業を行う工房スタッフ=知名町下城=

芭蕉のウーハギ作業始まる
来年3月まで1年分の原材料採取

 【沖永良部】知名町下城の沖永良部芭蕉布工房(長谷川千代子代表)で12日、糸芭蕉の切り倒しと繊維を剥ぎ取る「ウーハギ」の作業が始まった。来年3月まで続き、1年分の原材料(糸)を採取する。

 工房近くの畑で約100本の糸芭蕉の木を切り倒し、長谷川代表宅の庭で作業を行った。幹の長さは1・2㍍以上、重さ5㌔㌘ほど。3年間育てたものが繊維を取るのに適しているという。

 芭蕉は、外側の繊維が硬く、芯の近くになるほど柔い。取れる場所でそれぞれ用途も違う。

 工房スタッフ5人が、幹から一枚ずつ丁寧に繊維を剥ぎ取っていった。

 今年10月から工房に入った川南鶴代さん(42)は、初めてのウーハギ作業に悪戦苦闘。「難しい。少しずつ慣れていきたい」と話し、長谷川代表や先輩に指導を受けながら作業を進めていた。