一緒に昔遊びを楽しむ中戸口の老人クラブと子ども会の会員
龍郷町中戸口老クと子ども会
ルールやコツも伝える
龍郷町中戸口の老人クラブ(保村修三会長、会員約40人)は17日、戸口地区振興センターで、同地域の子ども会ととともに竹馬やメンコ、コマ回しなど昔遊びを楽しんだ。同クラブの会員らが、子どもたちに遊びのルールやコツなどを伝授。童心に返って子どもと一緒に遊びつつ、世代間交流で親睦を深めた。
同老人クラブの毎月の定例会で、子ども会の児童らが本の朗読を行うなど、日頃から〝仲良し〟という両団体の高齢者と子どもたち。「年末行事の餅つきに合わせて、昔遊びで交流したら楽しいのでは」と今回の企画が決まった。
老クの会員らがカマや小型ナイフを器用に使い、竹馬や竹笛、コマ、風車などを次々と制作。子どもたちも興味深そうに作業風景を眺め、完成すると大人も子どもも一緒に遊びを楽しんだ。
昔遊びも初体験の子どもたちには〝新しい遊び〟だったようで、戸口小4年の山田南一輝=ないき=君は「難しいと思う遊びもあったけど、慣れてきたらとても楽しい」と喜んでいた。
保村会長は「最近は核家族世帯が増えて、高齢者と子どもたちが触れ合う機会は昔より少なくなっている。こうした交流は私たち(老クの会員)にとってもうれしいことだし、子どもたちも楽しんでくれたようでよかった」と話していた。
その後は一緒に餅つきを楽しむなど、和やかな時を過ごした。