すっとごれリーグ納会

選手たちを支える家族らと大集合、来年の再会も誓い合った

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打撃部門で三冠王に輝いた、元野天心さんがシーズンを振り返って語る

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2時間で作り上げたリーグのテーマソングを披露、選手らに届けと熱いステージのあずままどかさん

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「六調」で盛大なフィナーレを迎える2016年の納会

「今年最後の試合」満喫
表彰式やミニライブ、ゲームも

【東京】「レッツゴー!すっとごれーきばれ~」――。東京・大田区池上の徳持会館で18日、「第24回東京奄美会青年野球連盟(すっとごれリーグ)納会」がにぎやかに開催された。2016年の表彰式のほかミニライブ、ゲームなどが実施され、参加者たちは「今年最後の試合」を満喫していた。

 この日参加したのは、リーグの選手や家族、来賓など約90人。リーグ会長の中濱寛さんが、10月に関西奄美会が創立100周年を迎えるイベントの一環として関西青年部3チームとの交流試合を行ったこと、その模様が地元新聞社、FMラジオなどで報道されたことを報告。また、創立25周年となる来年の企画として「西武ドームで大阪、鹿児島、奄美市、喜界、徳之島、沖永良部、与論の代表2、3人をお呼びし、すっとごれリーグ対合同地区にて交流試合ができないか」と考えていることを明かした。

 続いて原田尚樹書記からは、6月に青年海外協力隊を通じて、東京奄美青年野球連盟からアフリカ・ウガンダに野球道具を贈ったことが紹介された。きっかけは、喜界島出身の大学生・住岡尚紀さんが、国連のインターンシップでウガンダに行き、現地の現状をリポート。新聞記事にアップしたのを見た、東京奄美野球連盟のメンバーがウガンダ野球協会の力になれればと野球道具を集めたこと。そんな小さな国際貢献に、ウガンダ野球協会会長からは心からの礼状が届けられている。表彰式では全勝でリーグ戦2連覇を果たした、奄美ハブセンターが晴れ晴れと登壇した。

 また、打撃部門で3冠に輝いたのは、立神ポンカンズの元野天心さん。元野さんは、大島高校から日本大で 硬式野球の選手として、社会人でも萩本欣一さんの茨城ゴールデンゴールズなどで活躍している。「大学3年の頃、いとこに誘われ、リーグに参加しました。最高の雰囲気で野球を楽しませていただいている。来年は優勝したい」と抱負を語った。現在は、東京ガスの子会社、㈱キャプテイの監督として東京都の代表として国体に出場を果たしている。

 余興は、徳之島生まれのシンガー・ソングライター、あずままどかさんのミニライブでスタート。「オボラ!」「ウギブギウギ」「ローリングストーン」など5曲を熱唱したが、その中で、控室で2時間ほどで作ったという「すっとごれリーグ」のテーマソングを披露、”高く飛べよ~どこまでも、どこまでも高く~強く持てよ 闘志燃やせよ~すっとごれ~”と、ステージから激励を送ると、選手たちも体を動かし好返球を返した。

 参加者たちは最後は六調の踊りの輪の中で、来シーズンでの互いの健闘と再会を誓い合っていた。

 すっとごれリーグは、前出のチームのほか、ビッグ・F・ベアーズ、33アイランズ、オーシャンズ、レッドブルズ、DIK、シンケンの8チームで構成され、足立区の舎人公園野球場を舞台として激戦を展開している 。