実業団陸上競技連、奄美合宿

来月の大会などを見据え、20㌔走をスタートする選手ら

市田孝
奄美にもゆかりがある市田孝選手

名瀬公道20㌔走で強化
市田孝(旭化成)レース向け順調

 奄美大島でマラソン合宿中の日本実業団陸上競技連合は13日午後、奄美市名瀬西仲勝周辺の公道で20㌔走の練習を行った。選手らが3グループに分かれて、それぞれスタート。16日までの合宿も終盤を迎え、来月開催のレースを見据えた調整や走力強化に汗を流した。

 7日から開始されている今合宿。参加選手らは、これから予定するマラソン、ハーフマラソン大会や、来シーズンからのレース出場を見込む。

 最初にスタートしたAグループ7選手に、旭化成所属で県出身の市田孝選手(24)の姿も。走行車からは、酒井勝充強化委員長、宗猛副強化委員長が選手たちの走りを見守った。

 市田選手は、双子の弟・宏選手とともに15年に旭化成に入社。今年元日のニューイヤー駅伝では、エース区間の4区を走り区間賞、宏選手も6区で区間賞の走り。旭化成は18年ぶりに優勝を飾った。

 奄美市内には、父方の親戚が在住するなど奄美にゆかりのある市田選手は、昨年に続き合宿に参加。現在、来月5日に開かれる「第71回香川丸亀国際ハーフマラソン」、さらに26日の「東京マラソン」に出走を予定しているという。

 市田選手は合宿について「去年は周りについていくので精一杯だったが、今年は充実したものとなっている」と話し、大会に向けて順調さをうかがわせていた。