ヒカンザクラ開花宣言 龍郷町自然観察の森

龍郷町で開花宣言されたヒカンザクラ

今月下旬には見頃に

 龍郷町は13日、奄美自然観察の森で、町花であるヒカンザクラの開花を宣言した。隈元和範副町長が開花標準木前で宣言。前年よりはわずかに遅れたものの、今月下旬頃には七~八分咲きが予想され、見頃を迎えそう。

 ヒカンザクラは同町の町花に指定されており、自然観察の森の駐車場から身障者トイレまでの直線で106本、自然観察の森全体では約260本が植えられている。また、本茶峠旧国道には約460本、基幹農道~自然観察の森までの道路沿いにも約310本が植えられており、各地でヒカンザクラを楽しむことができる。

 今シーズンの初開花(標準木)の確認は5日。川畑力自然観察指導員は「今年は暖かい日が続いていたこともあり、例年よりもわずかに開花が遅れた。今年は標準木の開花が一番早かった」と説明。同森の駐車場から身障者トイレまでの直線に植えられたヒカンザクラが七~八分咲きになるのが一番の見頃とし、「今はまだ二~三分咲きといったところ。見頃になったら、桜を眺めるとともに、自然観察の森で奄美の自然についても知ってほしい」と呼びかけた。