市美展スタート

奄美市美展が4日からスタートし、来場した人たちが作品鑑賞を楽しんだ

美術・写真・書道入賞作品を展示
多くの人が来場し鑑賞12日まで

 奄美市など主催の「2017AMAMI市美展」が4日、同市名瀬の奄美文化センターで始まった。期間は12日までの9日間。美術、写真、書道それぞれの部門の入賞作品約200点等が展示されている。初日となった4日は多くの人が会場に足を運び展示作品を鑑賞した。また表彰式もあり、各部門受賞者へ表彰状が手渡された。

 同展は地域住民に作品発表の場と鑑賞の機会を提供し、芸術文化の向上や情操教育の振興を図ることなどが目的。

 小宿中学校吹奏楽部による演奏のセレモニーで開会。福山敏裕副市長(市長代読)は「創造性豊かな人づくりを推進し、地域の活性化を図るためにも芸術・文化の振興や情報発信は重要。奄美を代表するこの市美展が、今後ますます注目されていくことを期待します」などとあいさつした。

 テープカット後に展示会場が開館。来場者は同センターのホワイエやロビー、ギャラリーに展示された作品に見入ったほか、審査委員、入所者による作品の解説なども行われた。

 表彰式は午前11時からあり、奄美市美展賞に輝いた中野長子さん(美術)、大牟禮史朗さん(写真)、南隆光さん(書道)をはじめ、入賞者に表彰状が手渡された。

 同展実行委で審査委員を務めた久保井博彦さんは「全国の奄美出身者や、関係の制作者からも応募があり市美展の関心の高さに歴史を感じた。次回の展覧会では、ますます多くの出品者と素晴らしい作品が出品されることを願う」などと述べた。

 期間中、入場料は一般200円(高校生以下無料)。時間は午前10時から午後6時。最終日の12日は午後5時までとなっている。