第9回奄美観光桜マラソン

スタートする参加者(ハーフマラソン)

ハーフ優勝は中西、澤田
沿道で応援やボランティア

 第9回奄美観光桜マラソン(奄美大島商工会議所、あまみ商工会共催)は5日、奄美市笠利町の太陽が丘総合運動公園陸上競技場を発着点に開催された。3・5㌔、5㌔、10㌔、15・5㌔、ハーフマラソンの5コースがあり、島内外から1640人がエントリー。曇り空の下、参加者は思い思いのペースで走り、桜並木やサトウキビ畑など同大会が誇る景色も楽しんだ。男女別で争われたハーフマラソンは中西如人(31)=茨城県=と澤田真由美(29)=島根県=が優勝した。

 サトウキビ畑の景色を楽しめる「さとうきびコース」(3・5㌔、5㌔、10㌔)、サトウキビコースに桜並木が見られるポイントを追加した「花見コース」(15・5㌔)などと銘打った。

 3・5㌔に558人、5㌔に195人、10㌔に233人、15・5㌔に191人、ハーフに463人がエントリーした。

 開会式では10㌔にエントリーした神奈川県の中村伊予子=同市名瀬出身=が「この奄美大島の美しい自然の中、日頃の練習の成果を十二分に発揮し最後まで笑顔を絶やすことなく元気に駆け抜けることを誓います」と選手宣誓。

 午前10時20分頃、ハーフのレースがスタート。その後、ほかの4コースのレースも順次スタートしていった。

 沿道ではチヂン(太鼓)をたたいての応援も見られたほか、給水所ではボランティアらがスポーツドリンクや黒糖を振る舞った。

 大会には極真空手元世界チャンピオンの緑健児さん(瀬戸内町出身)や、元K―1戦士で奄美観光大使の安廣一哉さんも参加した。