歓迎実行委を発足

関西直行便就航に伴う歓迎セレモニーについて協議した

バニラ関西便 26日、就航セレモニー

格安航空会社(LCC)バニラ・エア(本社・千葉県成田市)の「関西―奄美大島」路線就航(3月26日)を前に、奄美大島島内の行政機関や観光、経済団体で構成する「歓迎セレモニー等実行委員会」が10日、設立された。同日、奄美市名瀬のAiAiひろば会議室で発足会合が開かれ、初便到着時の歓迎イベントなどを決めた。

同実行委は島内の観光団体や商工会など12団体、同市の関連部署で組織。会長には(一社)あまみ大島観光物産連盟の谷芳成会長を選任した。

就航初日イベントについて事務局の同市紬観光課は、①奄美発便(午後0時25分)の見送り②関西発便の到着(同2時10分)時の歓迎③新規就航歓迎レセプション開催―の実施を説明。事業予算は80万円。奄美群島広域事務組合、島内自治体の負担金による収入を見込んでいる。

奄美空港への初便到着時は、黒糖レイのプレゼントによる搭乗者の出迎えや機体への放水アーチ、記念イベントなどを計画。見送りセレモニーでは、石井知祥バニラ・エア代表取締役会長のあいさつや記念品配布も行う。

同日夕方の歓迎レセプションは、同市内のホテルで開催。地元選出の国会議員、県知事、国土交通省の来賓ほか、関係者約100人の参加を予定している。

谷会長は「地元、関西から要望の高かったLCC就航の実現。関西圏からの入込による経済効果は大きい」と期待を寄せ、今後について「関係機関と連携を図り、路線運航の維持に出来る限り協力していく」と語った。

バニラ・エア広報によると、今年1月から受付け開始した同路線の予約状況について、「概ね好調な滑り出し。特に春休み、大型連休期間は高い予約数となっている」としている。