県大島支庁農政普及課管内で新たに4人の指導農業士が誕生した(認定証交付式)=提供写真=
県大島支庁で認定証交付式
県は、地域の新規就農者や青年農業者を指導育成する「指導農業士」を認定している。今年度、大島支庁農政普及課管内(奄美大島、喜界島)で新たに4人が誕生、23日に認定証交付式が行われた。
指導農業士の役割として、▽農業経営者としての理念や集落の習慣、農村での生活等に関する指導▽各農産物の栽培技術や飼養管理技術、経営管理技術等に関する指導▽技術・経営から生活までの幅広い課題に対する助言指導や新規就農者等が抱える悩みなどの相談対応―がある。地域の先導的農家で、育成に熱意があり、指導力を有する農業者が認定されている。
同農政普及課によると、管内で現在活動している指導農業士は10人。これに4人が加わる。新たに認定されたのは、西田昭仁さん=奄美市笠利町、果樹・野菜=、榮友一さん=同、花き=、原田学さん=同、野菜=、大海昌平さん=同、果樹=。
4人とも認定農業者。西田さんはJAあまみ果樹部会笠利支部長を長年務めた、榮さんは北大島地区農業青年クラブ会長など地域の組織活動・地域振興に関わった、原田さんはJAあまみ野菜部会長を長年務めた、大海さんは長年果樹技術員としての経験がそれぞれある。
農政普及課が主催し大島支庁会議室であった指導農業士認定証交付式では、認定者紹介後に認定証を授与。知事から直接授与された原田さん以外の3人には、東洋行農林水産部長が授与した。4人の指導農業士認定者が地域での活動について抱負を述べ、岩下雅一郎指導農業士会長が励ましの言葉を贈った。