地域の交通安全誓う

一斉に出発するパトカー

奄美署管内春の運動、出発式

 「春の地域安全運動および全国交通安全運動出発式」が6日、名瀬運動公園内サンドームで開催された。24関係団体から約100人が参加。各種表彰などが行われた、地域の安全と交通安全に注意をはらうことを誓った。

 同運動は6日から15日まで。式に参加した県大島支庁の鎮寺裕人支庁長は「一人一人が自分の安全は自分で守る、地域の安全は自分が守るといった意識をもって、安心安全な街をつくってほしい」と語った。

 地域の交通安全功労者として、大橋秀子さんが表彰を受けた。安全運転管理モデル事業所には、㈱ビッグ・フィッシングが選ばれ、指定書が交付された。

 式の後にはゆずり葉の郷、青パト隊の長喜入博一さんによる合図の後、パトカーや白バイが一斉に発車。各地域のパトロールに出発した。

 同運動の今年の最重点は子どもや高齢者の事故防止。2016年の奄美署管区内での交通事故件数は前年に比べ減少傾向にあるものの、死亡事故は増加。死亡事故の8割が高齢者によるもの。鹿児島県警本部は事故防止のため、運転中に高齢者や子どもを見かけたら速度を落とすことや、早めのライト点灯などを呼びかけている。