鹿児島―与論線 就航40周年祝う

横断幕を掲げて到着客を出迎える関係者ら=与論空港=

与論空港 横断幕掲げ利用客に感謝

 【沖永良部】JAC(日本エアコミューター)の鹿児島―与論線就航40周年記念イベントが10日、与論空港であった。40周年を祝い横断幕を掲げた関係者らは、同路線の利用客に記念グッズをプレゼントして感謝の気持ちを伝えた。

 鹿児島―与論線は、1977年に開設。東亜国内航空時代は国産旅客機YS―11型機が飛び、JAC移行後の2006年からカナダのボンバルディア社製DASH8―400型機(通称Q―400)が導入された。現在は1往復体制で、2014年度の同路線利用者数は2万6895人、15年度は3万1812人となっている。 

 イベントには、山元宗与論町長やJAC職員、ヨロン島観光協会、役場商工観光課のメンバー12人が参加し、「ようこそヨロン島へ」の横断幕を掲げ到着客を出迎えた。また、同路線の到着・出発客約60人にポストカードや黒糖飴が入った記念グッズを手渡し、受け取った人たちは「ありがとう」「うれしい」と笑顔を浮かべていた。 

 JACの堀之内雄一さんは「40年間路線を支えてくれた地域の人に感謝。今後も奄美群島民の足として貢献していきたい」と話した。

 出発客を見送る際、「とーとぅがなし(ありがとう)、また逢いましょう」の横断幕に持ち替えた参加者は、離陸した飛行機が見えなくなるまで手を振り続けた。