「子どもは地域の宝」

西阿木名小・中新入生の合同祝賀会=6日、天城町(提供写真)

新入学生、校区民で祝福
天城町西阿木名 喜び分かち合う

 【徳之島】「子どもは地域の宝」―。天城町立西阿木名小中学校(竹山三春校長、18人)の「新入学生合同祝賀会」が6日夜、西阿木名振興センターであった。校区民ぐるみの祝福やインタビューに新1年生6人(小学2人・中学4人)は将来の夢など発表も交え、喜びを分かち合った。

 少子高齢・過疎化で学校の統廃合問題がささやかれるなかで「新たに入学する子どもたちは集落の大きな希望の宝。新しい門出を集落のみんなで祝おう」と数年前から毎春、西阿木名集落自治会が主催。今年は対象の児童・生徒や保護者、校区民など約50人が参加してあった。

 祝賀会の冒頭、集落自治会の山田三千男会長は「地域の宝を大切に見守り育てよう」とアピール。竹山校長は地域の温かい見守りと思いやりに感謝しつつ「地域と深く関わる地域の学校づくり」をあらためて強調。上級生や住民たちによるインタビュータイムで新1年生たちは、将来の夢や職業なども力強く紹介して拍手を浴びた。

 このあと小・中学校の上級生たちのダンスなど余興も満喫。集落ぐるみで祝福と期待のエールを受けた。