北大島くらし・しごとサポートセンター開設

北大島くらし・しごとサポートセンターの職員(後列)

自立に向けて支援

 「北大島くらし・しごとサポートセンター」の開所式が11日、奄美市名瀬の同市社会福祉センター会議室であった。奄美大島の5市町村社会福祉協議会の共同事業体として組織するもの。代表は同市社会福祉協議会の小倉政浩会長が務める。

 生活困窮者自立支援制度に基づき同サポートセンターは設置。▽生活上の様々な困難に直面している人を支援▽生活困窮者自ら問題の解決を図り、自立した生活をおくれるよう各自の状況に応じた支援―を実施する。

 同サポートセンターの対象地域は、龍郷町・大和村・瀬戸内町・宇検村の4町村。事業の種類は①自立相談支援事業②就労準備支援事業③一時生活支援事業④家計相談支援事業⑤子どもの学習支援事業=の五つ。  

 このうち①自立相談支援事業は、必須事業としての位置づけ。▽対象者の把握▽アセスメント・プラン策定▽関係機関による支援調整会議―の流れで支援する。

 相談窓口は、①センターが同市社会福祉協議会1階②サテライトオフィスが4町村の社会福祉協議会内に設置。五つのセンターには相談支援員の専門職員が配置されている。

 開所式で同センターの小倉代表はあいさつで「これまで各社会福祉協議会が培ってきた専門的な技術を活用。いろいろな課題を抱える生活困窮者をサポートしていきたい」と同センターの相談窓口の利用を呼びかけた。