第30回記念大会 トライアスロンIN徳之島

トライアスロン総会

タンディム(2人バイク)出場が可能になった報告も(トライアスロンIN徳之島大会総会)=12日、天城町

「タンディム」参加可能に
6月25日号砲

 【徳之島】6月25日に開かれる第30回記念「2017トライアスロンIN徳之島大会」(同実行委員会主催)の実行委総会(全体会)が12日、天城町役場であった。前回大会リレーの部に初出場の〝盲ろうアスリート〟が要望していたタンディム(2人乗りバイク)出場が可能になった。大会エントリー者数は総合の部461人、リレーの部23組(62人)の計523人=同日現在=と前年同期比超の人気ぶり。記念大会特別賞や功労者表彰なども計画した。

 1988(昭和63)年に「遅くてもあなたが主役」をキャッチフレーズに天城町が開始。島おこしのミニ大会(全長25・5㌔、105人参加)だったが、「豊かな自然と人情味あふれる熱い大会」「熱い感動と出会いの場」として参加交流人口が拡大。08年から徳之島3町共催に移行してバイクの島1周コースを採用して10年。今や国内屈指の人気を誇る「鉄人達の島」の大会に定着。この実績から20年鹿児島国体のトライアスロン競技会場(天城町内)にも抜てきされた。

 第30回記念大会のテーマは「突き進め。鉄人逹の島」。6月25日午前8時、天城町ヨナマビーチでのスイム(2㌔)でスタート。島1周のバイク75㌔、同町総合運動公園を発着点にラン20㌔の計97㌔。美しくもアップダウンに富んだ過酷なミドルコースで熱いドラマを展開する。

 総会・全体会には3町当局や徳之島署など関係機関・団体代表ら約50人が出席。大久幸助大会会長(天城町長)は「第30回大会であり、3町合同開催も10年の節目。国立公園指定や世界自然遺産取り組みで申込者が増加。20年の国体にもつながっていくもので、無事故の達成が大事」。有村和行署長も無事故運営に協力を要請。議事では16年大会事業報告・収支決算、17年大会事業計画・予算など全議案を承認した。

 タンディム走行実現に向けた要望(徳之島署・県警本部)では、今年3月13日の県道路交通法施行規則の一部改正によって、道路使用許可を受けたスポーツ競技大会で可能になったことを報告。ほか「記念大会特別賞」や功労者表彰、エイドステーション(給水所)と女性部コンテスト、過去のポスター展、招待選手の拡大(17人)、ボランティア抽選賞品のグレードアップなども計画に掲げた。

 第8回「2017チャレンジKIDS徳之島大会」は6月24日に開かれる。

 大会実行委員会事務局(天城町商工水産観光課)電話0997(85)5149。