方言で「第九」歌おう

方言「第九」の練習をするメンバーら=12日、知名町中央公民館=

サテライトカレッジ開校祝い18日の本番に向けて練習

 【沖永良部】「星槎大学サテライトカレッジ沖永良部」の開校式が18日、知名町あしびの郷・ちなで開催される。式では、島で初の通信制大学の開校を祝いベートーベンの交響曲第9番を地元住民が方言で披露する。本番まで1週間を切り、練習に熱が入っている 

 メンバーは、和泊、知名両町から公募。約30人が集まった。指揮者とピアノ伴奏は、島内の中学・高校教諭が担当する。合唱時間は10分ほどで、ドイツ語バージョンを歌った後に、同じフレームを方言で歌い上げる。方言バージョンには、ピアノと一緒に三味線(奏者10人)の伴奏が加わる。

 12日夜は、全体練習が知名町の中央公民館であった。メンバー25人が参加し、指揮のタイミングや方言の言い回しに注意しながら繰り返し歌った。

 メンバーをまとめる神川こづえさんは「方言への翻訳も大変で、全員が歌い切れるか不安だった。練習を重ねて全員がまとまってきた。三味線の演奏も素晴らしいので、ぜひ多くの人に見に来てもらいたい」と話した。

 サテライトカレッジ開校式は、18日午後6時30分開始。問い合わせは同町企画振興課℡0997―84―3162まで。