横断幕と懸垂幕を披露する「西郷どん」プロモーション実行委員会のメンバーら=和泊町=
懸垂幕掲げプロモーション活動推進
和泊町「西郷どん」実行委
【沖永良部】2017年度第1回和泊町「西郷どん」プロモーション実行委員会(委員長・伊地知実利町長)が14日、和泊町役場であった。開会の前に「敬天愛人の原点 和泊町」と書かれた懸垂幕と横断幕を披露。会合では、今年度のプロモーション推進事業について意見を交わし、メンバーから「地域住民の中でも特に子ども達への周知を行ってほしい」「関係団体と協力して商品開発を進めていく必要がある」との意見が出た。
実行委員会は、NHK大河ドラマ「西郷どん」のロケ誘致や島外へのPR活動を行うため昨年10月設立。行政や同町西郷南洲顕彰会、おきのえらぶ島観光協会などから構成される。
会にはメンバーら12人が参加。16年度の事業経過や17年度の予算などについて事務局が説明した。
今年度実施予定のプロモーション推進事業は、現在、県の地域振興事業を申請中で総事業費は1356万円。内容は、「西郷どん」にちなんだ料理を開発する「S―1(西郷どん)グランプリ」や町内事業所を対象にしたおもてなし講習会の開催、まちあるきガイドの育成、ガイドブック制作など10項目を計画している。
質疑の中で、委員から「奄美大島と徳之島と連携して『奄美の西郷さん』に関する本を発行できないか」「観光客と地元住民の交流の場として研修センターを活用できないか」などの要望があった。
今回、お披露目された懸垂幕と横断幕は、役場庁舎のほか、沖永良部空港や和泊港、西郷南洲記念館、商店街に設置される。