平和への願い込め初開催
築地さん追悼映像も
「第1回奄美平和音楽祭~平和への祈りを歌う~」(同実行委員会主催)が23日、奄美市名瀬の奄美文化センターで開かれる。二部に分かれ、第一部【島の唄】で奄美大島出身の唄者らが出演、第二部【平和の唄】では、沖縄民謡歌手の古謝美佐子さん、「時には母のない子のように」などのヒット曲で知られるカルメン・マキさんが出演する。午後2時半開演(開場同2時)。
平和への願いを込め開かれる同音楽祭。奄美からは、西和美さん、中村瑞希さん、前山真吾さんが出演。また、出演を予定していたが、14日死去した築地俊造さんを追悼し、築地さんの映像を放映する。
18日、告知で第一部に出演する3人が来社。西さんは「幼少時に戦争を経験している。平和への思いとともに、今活躍する若者たちと勉強していけたらうれしい。築地さんも来てくれる。築地さんの最後の舞台としても一緒にがんばりたい」。中村さんは「島唄には様々な思いが込められていて、生活の楽しみなどの思いの根源には平和への願いがある。その思いを届けたい。なかなか聴くことのできない第二部の出演者の歌も聞いてほしい」と呼び掛け。
前山さんも「世代を超えて、平和への願いを共感しながら、みんなと唄を楽しみたい。島唄を次の世代に伝えるきっかけになれば」と来場を呼び掛けた。参加費は一般=千円(当日も同じ)、高校生以下は無料。ASIVI、セントラル楽器、TSUTAYAなど各プレイガイドで販売。問い合わせはTEL0997―53―2202(アーマイナープロジェクト)。