「やんごはしご酒祭り」にぎわう

抽選会後も酒を交えて盛り上がった参加者

夜の屋仁川、足早に

 「第13回・やんごはしご酒祭り(奄美市社交飲食業組合主催)」が21日、奄美市名瀬の屋仁川通りで開催された。同イベントは参加した25店の中から同組合が指定した5店を100分間で巡るというもの。参加者は華の金曜日に夜の「やんご」をほろ酔い気分で楽しんだ。

 同イベントには約80人が参加。スタート前の説明会はライブハウス「アシビ」で行われた。同組合の伊東隆吉会長のあいさつと、ルール説明の後、巡る店が書かれた用紙と、各店で使えるドリンクチケットが配布された。参加者は5種類ある用紙の中にそれぞれのお気に入りの店が入っているかに一喜一憂した。

 イベント開始時刻の午後8時には参加者が一斉に会場を出発。雨が降る中、店から店へと足早に渡り歩いた。100分間で5店を巡るイベントだったが、それぞれの店に特有の魅力があり、つい同じ店に長居してしまう参加者の姿もみられた。

 制限時間終了後には5店を制覇した人のみが参加できる抽選会があった。景品には同組合加盟のそれぞれの店で使えるボトルキープ券や割引券など。抽選会の後はその場に残って飲む人、イベントで訪れて気に入った店に戻る人など、三者三様に夜の屋仁川を楽しんだ。

 同イベントに参加した藤川俊久さんは「思わぬ知り合いに会うこともあり、楽しかった。普段はいかない店にも行けて満足」と語った。

 参加店の従業員は「初めて来る人が多く感じた。普段はいきなり来店する人は少ないが、お店を新規開拓するきっかけとなるイベントで良かった」と話した。