お魚まつり

「第23回新鮮なお魚まつり」が名瀬漁協敷地内であり、魚介類を買い求める人でにぎわった

新鮮魚介求め人だかり
名瀬漁協でエビ汁人気、長蛇の列も 

 魚食の普及拡大を図ろうと奄美群島水産青年協議会(外薗哲人会長)は23日、奄美市の名瀬漁協敷地内で、「第23回新鮮なお魚まつり」を開催した。水揚げされたばかりの水産物が並び、場内は買い求める人だかりで活況。また、例年人気を集めているエビ汁のブースには、午前11時の販売開始前から、長蛇の列ができ、購入した人たちが待ち望んだ美味を楽しむ姿も見られた。

 昨年は、大熊漁港での開催だったが、カツオの水揚げ施設整備のため、同漁協で開かれた。会場ではアジ、エラブチ、ヨコスジフエダイ、トビンニャなど新鮮な魚介類のほか、フライやハンバーガーなどの様々な加工商品、冷凍品も販売。販売開始から、各ブースには、購入客らの人だかりができた。関係者によると「せっかくの機会にできるだけ安価で」と伊勢エビは、市内のスーパーなどで売られる値段より2~3割ほど安く設定されたという。

 エビ汁は相変わらずの人気で、列の先頭付近にいた人は、販売開始の1時間以上前から並び、販売を待った。この日は、400食分が準備され、1時間ほど絶え間なく、購入客が続いていた。

 自前のクーラーに氷を入れ、市内から訪れた男性は「トビンニャ、伊勢エビなどを楽しみに来た。美味しそうな新鮮なものが買えた」と満足した様子。同協議会の外薗会長は「昨日(22日)まで海がしけていた影響で、少なめの販売だったがたくさんの人に来てもらえて良かった。今後も、このような機会に、島の魚の美味しさを感じてもらいたい」と話した。