知名町植樹祭

ハイビスカスの木を植え付ける子ども達=知名町=

「大きく育って」願い込め
桜など220本植付け

 【沖永良部】第18回知名町植樹祭が29日、同町大山展望台周辺であった。大山緑の少年団のメンバーや地元住民など約150人が参加し、ヒカンザクラやハイビスカスなど約220本を植栽した。

 植樹祭は、同町の中央に位置する大山の自然を守ろうと毎年開催。開会式で平安正盛町長は「これまで植えた木が成長し、町ぐるみで取り組んできた成果が見えてきている。島全体が緑で覆われる島になって欲しい」とあいさつした。

 今回は、大山展望台周辺と自衛隊基地から住吉集落へ向かう道路沿いに、ヒカンザクラ40本、ハイビスカス150本、イッペイ20本、トックリキワタ10本を植樹した。

 大山緑の少年団の29人は、スコップや鍬を手に50㌢ほどに伸びたハイビスカスの木を丁寧に植え付け、自分の名前入りプレートを木の隣に立てた。

 閉会式では、上城小学校6年の森海夏仁くん(11)が「大山の森が守られるようみんなで協力していこう」と宣言。参加者には花の苗がプレゼントされた。

 上城小学校5年の村山拓くん(10)は「とても大きく育って欲しい」と話した。

 植樹祭の後、沖泊海浜公園でボランティア清掃も行われた。