葉タバコ収穫始まる

雨の中で葉タバコの収穫を行う農家=3日、知名町正名=

0503葉タバコ収穫始まる、知名町②
収穫した葉を乾燥機に入れる職員=3日、知名町正名=

知名町の農家 大型連休中も作業

【沖永良部】2017年産葉タバコの収穫作業が4月末から知名町で始まり、管理機械に乗った農家が収穫に汗を流している。

同町役場農林課によると、今期の耕作人員は27人。栽培面積は61・5㌶で、10㌃当たりの収量(単収)220㌔㌘、キロ単価2040円の達成を目指す。

同町正名のほ場では2日、各農家が葉タバコの花の部分を摘み取る「芯止め」作業をしながら、一枚ずつ下葉を切り取っていった。翌日も激しい雨の降る中、午前中からほ場に出て作業を進めていた。 

収穫した葉は、共同乾燥場(同町正名)に運ばれ、38~68度の温度で120~130時間ほど乾燥させる。職員によると、収穫した時の天候で乾燥時の温度や時間も変わってくるという。

2・5㌶のほ場を持つ同町正名の田中富行さん(65)は「良い商品を作るためにもゴールデンウィーク中に『芯止め』をしておかないといけない。生育状況が良いので、あとは台風が来ないことを願うだけ」と話した。

収穫作業は6月末まで続く。