フォトウェディングで祝福

ユリを背景に撮影に臨んだ竹添幸二さん・美穂さん夫婦=和泊町、笠石公園=

島の自然背景にこだわりの一枚撮影
おきのえらぶ島観光協

【沖永良部】沖永良部島の自然を生かした「フォトウェディング」の撮影が4日、和泊町の笠石公園やワンジョビーチで行われた。おきのえらぶ島観光協会が開発している観光メニューの一つ。カメラマンやスタイリストは地元の人が担当し、テッポウユリや海を背景にこだわりの一枚を撮影した。

フォトウェディングは、挙式や披露宴をしないカップルが結婚式の代わりに写真を撮影するもの。

今回は、同協会職員の西温子さんの知人で、3日に入籍した福岡県在住の竹添幸二さん(46)・美穂さん(47)夫婦が撮影に臨んだ。

笠石公園では、純白のドレスとタキシード姿の新郎新婦が満開のユリをバックにポーズを取った。この後、ワンジョビーチに移動し、衣装を変えて撮影を続けた。

沖永良部は初めてという2人。美穂さんは「みんなに歓迎されてうれしい。幸せ」と笑顔。幸二さんは「2月から準備をしてきて、周りの人に助けられながらようやくこの日を迎えることができた。本当の結婚式を挙げたみたい」と語った。

この日は、ユリを見ようと多くの家族連れや地域住民が公園を訪れており、撮影に気付いた人らは「きれい」「おめでとう」と2人に声を掛けていた。