Uターンラッシュピーク

Uターンラッシュで混雑する出発ロビー(奄美空港内)

GW最終日も空の便満席 奄美空港

大型連休(GW)を奄美で過ごした帰省客や観光客のUターンラッシュは6日、ピークを迎えた。奄美市笠利町の奄美空港の出発ロビーは同日、旅行かばんやお土産を手にした搭乗客、見送りする来場者でごった返した。GW最終日の7日も、関東、関西方面に向かう空の便は満席。同空港は終日、混雑が予想されている。

谷間の平日(5月1、2日)を休むと最長9連休となった今年のGW。旅行関係者によると、期間中、奄美大島への入込は前半(4月29日から)、後半(5月3日から)に二極化し、3~4泊の滞在が主流。後半のピークは6日と予想していた。

同日、奄美空港内では、1階チケットカウンターで手続きする搭乗客で込み合ったほか、手荷物検査にも長い列をつくった。また出発ロビーも混雑し、笑顔で手を振る親類や友人らの様子も見られた。空港内の航空会社窓口によると、東京、関西、福岡、鹿児島行きは終日満席。便によってはキャンセル待ちも出ていたという。

兵庫県淡路島の会社員・片岡利行さん(43)は妻・束美さん(43)と観光目的で初来島。「天気は曇りだったけど、自然散策などを楽しめました」。

鹿児島市の公務員・伊地知良将さん(26)は「独特な自然の雰囲気に圧倒された。世界自然遺産登録前に、また訪れたい」と話した。
日本航空(JAL)のホームページによると6日午後6時現在、7日の空席状況は、東京(羽田)、大阪(伊丹)、福岡行きは満席。鹿児島行きは午後からやや落ち着くものの、ほぼ満席に近い状態。格安航空会社(LCC)バニラ・エアの成田行きは満席、大阪(関西)行きはほぼ満席となっている。