おはら祭ビッグフェス

「月と月」「アカツキ」を熱唱する、城南海さん

「帰ろう我が家へ」「津軽の風」を歌い上げる、徳永ゆうきさん


初めてのコンビとは思えないほど、息の合った司会進行をした徳永ゆうきさんと城南海さん

奄美PRも盛り込む
城さん徳永さん、司会・出演で活躍

【東京】渋谷区の国立オリンピック記念青少年センターで13日、「第20回渋谷・鹿児島おはら祭ビッグフェスティバル」が、奄美出身の城南海さん、両親が奄美出身の徳永ゆうきさんの司会、出演でにぎやかに開催された。約600人の観客は、本番での再会を誓い合っていた。

区切りの20回となる「おはら祭」を盛り上げるために、鹿児島県出身歌手と踊り連による「歌って踊りまショー」と銘打たれたフェスティバル。第一部は、各踊り連の踊りと鹿児島出身者によるカラオケ。第二部は、鹿児島県出身の歌手による歌謡ショー。

大きな拍手に迎えられた城さんと徳永さんは、堂々の進行ぶり。城さんが「高杉良さんは、世界自然遺産の屋久島出身。奄美ももうすぐ世界遺産です」と紹介すれば、徳永さんは「隼人出身の桜井はやとさん。JR九州の特急はやとの風は・・・」などと得意の鉄道ネタ(物まね)などで出演者を紹介。

二人は初めてのコンビだが、共に「観客の心をつかむMC(司会進行)の素質がある」(関係者)との定評通り。奄美の情報を交えて、笑いもたっぷりのやりとりをした。だが、出演者となると一転、圧倒的な歌唱力を披露。徳永さんは「帰ろう我が家へ」「津軽の風」を熱唱、城さんは「月と月」「アカツキ」を歌い上げた。

また、出演者や観客にこの日の感想をインタビューするなど大活躍。出演者はほかに、前田瑠美さん(出水出身)、鶴丸和大さん(国分出身)、加納吾朗さん(いちき串木野出身)ら。また、大河ドラマ「篤姫」の曲などで知られる、鹿児島市出身の作曲・編曲家の吉俣良さんと歌手によるトークも。

 ェスティバルは初の試み。同祭実行委員会総務委員会委員長の木瀬博人さん(湧水町出身)は、「20回ということで企画されました。これを機に、またできればいいですね」と手応えを語っていた。本番は前夜祭を経て、21日に開催される。