奄美市、ナカドゥチェス市中学生交流事業

相撲を取るスチュアート君

米国の中学生来島中「楽しく、エキサイトした」
住用の中学生と相撲で交流

奄美市の姉妹都市・米国テキサス州ナカドゥチェス市の中学生5人が、両市の間で行われている中学生交流事業で奄美を訪れている。21~31日までの日程。24日は、奄美市住用町の小中学校が参加する「相撲・球技大会」で競技に加わり小中学生と交流した。

両市の姉妹都市契約は奄美市が旧名瀬市だった1995年に締結。中学生交流事業は例年行われており、奄美市の中学生もナカドゥチェス市に派遣されている。今回は男子3人、女子2人が訪れた。

相撲・球技大会は同町の奄美体験交流館であり、小学5、6年と中学生計43人が参加。男子は相撲、女子はソフトバレーボールを使ったバレーで対戦。相撲では、ナカドゥチェス市の中学生、スチュアート・ビール君(14)と住用の中学生が対戦する特別取組があった。

スチュアート君は3人と対戦。相撲を取るのは初めてだったというスチュアート君は、勝ち星を挙げることはできなかったが、懸命な取組で会場を沸かせ、晴れやかな表情を見せていた。スチュアート君は「すごく楽しくて、エキサイトした。挑戦的なことだった。またやってみたい」と笑顔。対戦した東城中2年の浜田慎也君は「力が強かったが、押し返して勝つことができた。たくさんの人と仲良くなって帰ってほしい」と話した。

ナカドゥチェス市の中学生は24日までに笠利中、金久中、伊津部小、朝日中、名瀬幼稚園、崎原小中の子どもたちと交流。今後は奄美市長表敬訪問や奄美の自然・文化を体験する活動を行うほか、赤木名中、朝日小、芦花部小中、名瀬中、佐仁小の児童生徒と交流する。