2017年度龍郷町「子ども博物学士講座」が開講、全7回を予定し、自然、歴史、文化などを学ぶ
奄美、龍郷の魅力学ぼう
児童による研究発表も
2017年度龍郷町「子ども博物学士講座」開講式と第1回講座が27日、龍郷町のりゅうがく館であった。全7回を予定し、小中学校の児童生徒59人が受講。自然、歴史、文化などを学び、自分たちの住む島の魅力を考える。来年3月3日に閉講式・研究発表を予定している。
同講座は2004年度に始まり、今年度が14回目。奄美の豊かな素材を生かした内容で、2か月に1~2回の頻度で行われる。
開講式で、碇山和宏教育長は「今、奄美は注目を浴びている。来年は恐らく、世界自然遺産に登録されるだろう。皆さんは、素晴らしい自然の中で生活している。奄美、龍郷の良さを勉強してもらって、もっと好きになってもらいたい」とあいさつした。
講座に関する説明の後、受講生を代表して、児童2人による研究発表もあった。大勝小6年の松元悠亮君は、同町安木場の今井権現について調べ、町指定文化財にもなっている石段の数(153段)や、祭ってある人物などについてまとめて、写真などの資料をスライド画像で示しながら発表した。
開講式に続き、第1回講座「たつごうの楽しみ方を学ぼう」が開かれ、4月に開館した同施設内を見学し、展示コーナーなどを巡ったり、図書館利用についての説明を聞き、学年ごとに設定された課題に取り組んだ。
第2回講座「西郷隆盛について」は、6月24日に開かれる。