エコツアーガイド連・外来種駆除

奄美カントリークラブ周辺のオオキンケイギク駆除作業

オオキンケイギクなど
数は減少も「放置できない」

奄美大島エコツアーガイド連絡協議会(喜島浩介会長)は4日、奄美大島北部と南部の二方面に分かれ外来種の駆除作業を行った。奄美大島北部担当は、奄美市名瀬芦花部などで特定外来生物のオオキンケイギクを中心に駆除。同会は「以前の駆除作業で、数は減っているが放置はできない」としている。

同会は例年、特定外来生物オオキンケイギクや緊急対策外来種アメリカハマグルマの駆除作業を行っている。今回の作業に、同会会員や環境省奄美野生生物保護センター、県大島支庁、奄美群島広域事務組合など約60人が参加した。

芦花部の県道沿いの駆除作業は、2年ぶり。喜島会長は以前に比べて減ったとしながらも「残ったものの種子が発芽したのだろう。復活したオオキンケイギクを中心に駆除しよう」と呼び掛けた。

北部方面は、芦花部の県道沿いと奄美カントリークラブ周辺に分かれて作業。南部方面では瀬戸内町ヤドリ浜で、オオキンケイギクとボタンウキクサを駆除。参加者はオオキンケイギクの根を残さないように、移植ごてなどで根を出し引き抜いていた。北部では約1時間の作業で、軽トラック1台分ほどのオオキンケイギクなどを駆除した。

喜島会長は駆除作業を継続してきて、駆除した量が一昨年と比べ約十分の一と成果を実感。過去ののり面工事の吹き付けで、外来種が侵入したことがあったが、「現在は、配慮した工事が実施されている」と語った。